確定申告の準備をはじめましたの記事の中で海外FXの年間取引報告書が必要になる。
ということを説明しました。
この年間取引報告書はどのように手に入れたらいいんでしょうか?
ここでは、私の場合の確定申告の判断に基づいた準備の事例をまとめています。
ご自身の運用状況等によって、税務判断は異なりますので、
必ず最寄りの税務署などにご相談、ご確認をお願いします。
MT4から取引履歴を取得しよう!
確定申告を行う際にエビデンスとして必要になる年間取引報告書は
みなさんがEAを稼働させる際に利用しているMT4から取得が可能です。
STEP1:口座履歴機関の設定
PC(VPS)でMT4を起動し、最下段のタブから「口座履歴」を選択します。
過去の取引履歴がリスト表示されますので、この表示期間を取り出したい期間に
設定します。
履歴の画面上にマウスカーソルを移動し、右クリックでメニューを表示させ
「期間のカスタム設定」を選択。
表示されたダイアログで、対象期間を設定します。
確定申告で扱う期間は対象年次の1月1日~12月31日になりますので、
2022年の場合には、
開始 2022.01.01 終了 2022.12.31
を設定します。
※口座の稼働を終えている場合、年末まで待たずにデータを抽出しても問題ありません。
STEP2:レポートの取り出し
STEP1で一年分の取引履歴を一覧表示できました。
ここからレポートを取り出していきます。
STEP1同様に、履歴画面上にマウスカーソルをおいて右クリックしたメニューから
「レポートの保存」をクリックします。
※「レポートの保存」と「詳細レポートの保存」がありますが、
確定申告用のエビデンスとしては、「レポートの保存」でOKです。
のちのちの管理が簡単なように、ファイル名に取引所名と口座番号、何年のデータなのか
などを入れておくとよいでしょう。
STEP3:年間取引報告書の読み方
ここまでで、年間取引報告書の抽出ができました。
確定申告に必要となる情報ですが、
金爆のようなEAの取引においては、取引履歴は膨大です。
果てしないスクロールの末に、一番下にたどり着くと、
「Closed P/L:」という表記がみつかります。
これが、レポート期間の損益になります。
入出金、ボーナスクレジットなど複雑な出入りはありますが、年間の損益に関しては、
この数字になります。
今回抽出したこの口座の2022年、年間損益は、114,798円のプラスということになります。
この一連の作業を、今年取引を行ったすべての口座ごとに行い、レポートを
保存しておく必要があります。
既に稼働を終えている口座などは、時間をみつけてレポートを保存しておくと、
年が明けて、確定申告をする際に慌てなくてすみます。
取引データが膨大な方は、確定申告の準備をはじめましたの記事で紹介している
無料の会計ソフトなどを活用して、データの入力をはじめておくことをおすすめします。