確定申告の準備をはじめました

2022年12月1日木曜日

確定申告

t f B! P L






トラリピの利益だけでも27万円を超えたため、めでたくも確定申告をすることに
なりそうです。サラリーマンであり、FXについては事業ではありませんので、
トラリピ、EAなどの収入のほとんどは雑所得として白色申告することになります。

国税庁の確定申告書等作成コーナーから、簡単に申告できるようになってはいますが、
トラリピ、複数のEA口座、VPS等関連経費の計上などを手計算で行うのは
かなりの手間です。

税務申告の負担をできるだけ減らすため、会計ソフトを使って
事前に準備を進めておくことにしました。
(これが吉と出るかは、年明けに乞うご期待!)

ここでは、私の場合の確定申告の判断に基づいた準備の事例をまとめています。
ご自身の運用状況等によって、税務判断は異なりますので、
必ず最寄りの税務署などにご相談、ご確認をお願いします。

なぜ確定申告が必要なのか

詳しい定義については国税庁のホームページをご確認ください。
私の場合は、年収2,000万円に満たないサラリーマンのため、以下の条件により
確定申告が必要と判断しています。

□給与以外の所得が20万円以上

2 1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
 
タックスアンサーNo.1900

国内FXと海外FXによる課税ルールの違い

私のブログで紹介している投資について、国内FXと海外FXで課税ルールが異なります。
両者のポイントは以下となります。
 1)国内FXも海外FXも雑所得での計上
 2)両者での損益通算ができない
 3)海外FXは累進課税となる
 4)海外FXは損失繰越ができない

私の運用している手法の対応は以下のとおりです。

□国内FX:申告分離課税
 ・トラリピ
 ・トライオートETF

□海外FX:総合課税
 ・XMtrading
 ・BACapital
 ・Gemforex
 等でのEA取引、ミラートレード


課税ルールの詳細については、国税庁のホームページをご確認ください。
※細かい税率は確定申告書作成後のe-Tax申請で税額が自動計算されますので、
 否応なしに課税されますので、覚える必要はないです。(涙

確定申告に必要な書類を集めよう!

確定申告の準備を進めるにあたって、申告すべき取引履歴が必要となります。

(1)トラリピ
   期間損益報告書
(2)海外FX
   年間取引報告書
    ・MT4を用いた自動売買の場合、MT4から簡単に取得が可能です。
    ・Gemforexのミラートレードは、売買履歴をCSV取得して、
     ボーナスを減算して計算する必要があります。
(3)その他経費の領収書
   経費精算可能な項目としては以下の様なものが挙げられます。
    ・EA稼働のためのVPS費用
    ・FX売買手数料
    ・TradingView、投資セミナー、投資本などの費用
    ・投資に利用しているPC、関連通信費、光熱費
  ※このうち、PCや通信費・光熱費は生活必要分との比率を出して、
   認めてもらう必要があるので、手間を考え、私は申告しません。  
 

白色申告データを作成する

必要な資料が集まったところで会計ソフトを使って、白色申告の準備を
開始します。

今回使用する会計ソフト

今回は、やよいの白色申告オンラインを使ってみることにしました。
こちらは、初期費用・月額費用ゼロ円でずっと無料で使えるのも魅力です!


リンク先からメールアドレスを入力して登録していきます。
少し進むと事業者名を聞かれますが、個人事業主として、自分の名前を
入力すれば完了です。

データを入力してみる

これまでに集まっているデータを入力してみます。
損益報告の通り、今年もたくさんのEAとお別れをしてきました(涙
使用中止、破綻など既に利用を終了している口座については、
予め年間取引報告書を取得してあります。
その他経費でも既に入力可能なものがありますので、ここで入力してしまいます。

やよいの白色申告を起動すると以下の画面になります。













スマート取引入力はCSVの取り込みなどできて便利ですが、
FXの取引に関しては、損益の入力だけでOKですので、ここでは
「かんたん取引入力」をクリックして進みます。

取引の入力画面になります。










利益のあった取引は「収入」、損失のあった取引は「支出」で入力します。

今回は、2月のロシアーウクライナ進攻で破綻したGemforexのEAの損失を
入力してみます。
予め取得しておいたMT4の年間取引報告書を確認します。










MT4から取得できる損益履歴ファイルを開くと、設定した期間の取引履歴が表示され、
その一番下に、上図のような項目があります。
Closed P/L: が損益です。(ここにはボーナス分は含まれません。)

2月24日にこれらの損失が確定し、以降の取引はありませんので、
支出とし、取引日は「2022年2月24日」科目は「雑費」、
概要はあとで確認しやすいメモ、取引先は「Gemforex」として入力します。

GemforexのEAは5月12日に完全撤退しておりますので、他のEA口座の履歴についても
同様に入力し、現在の画面は下図のようになりました。












VPS費用や、投資情報へのアクセス費用などは12月の締め以降に明細を取得して
入力します。

ここまでは、かなり簡単に入力ができました。
コツコツ時間をみつけて、既に撤退した口座などの損益を入力しておくと
年が明けてバタバタしているときの作業量が減って楽かもしれないです。

確定申告について

やよいの白色申告からは、直接確定申告のe-Tax用ファイルが作成できるようです。
こちらのソフトを使った確定申告については、来年、実施しながら記事にしたいと思います。

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セミリタイアしたいサラリーマン。 トラリピ、トライオートをベースに自動売買EAを組み合わせながら、不労所得を積み上げています。 様々な方法を勉強、検証していきます。

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